本を読むことの弊害について
今回は、あえて本を読むことの悪影響を考えてみたいと思います。本を読むことはなんとなく良いことのように思えます。個人的にも本を読むことは好きなので、良いことであると思いたいのですが、調べてみると必ずしもそうではないという意見もいくつか見受けられました。そこで、読書反対という立場になったときに、どのような根拠が考えられるか検討したいと思います。
本を読むことのデメリットを考えたとき、次の二つが挙げられます。
1知識過多になる
2他の時間に使うことが出来なくなる(機会損失)
まず1ですが、これは単なる「物知り」になる可能性が高い、ということです。知識を身に着けることは大切です。なぜなら、知っているだけで物を安く買うことができるなど、人生をより良くすることができるためです。しかし、知ることだけを追求しすぎると、その知識をどう使うか、どう応用するか、という視点が抜けてしまう恐れがあります。そうなると、ただ知識があるだけで何もできない人になりかねません。結局使えない人になるから、そのような人になりかねない「読書」という行為は良くない、という結論になります。
「幸福について」の著者で有名な、ショーペンハウエルは、「読書について」という著書の中で、読書のやり方について注意を促すような内容を書いています。読書の危険性を昔の偉い人も考えていたということになります。この点からも、読書は必ずしも良いこととは言えないだろうと想像できます。
2つめですが、これは読書に時間を消費することで、他の行動ができなくなるということです。例えば、1時間読書をする場合、その1時間でできたであろう別のこと(例えば、友達と遊ぶ、ゲームをするなど)が出来なくなります。これの何が悪いのかというと、もし読書を嫌でやっていた場合、その本を読んでも内容が入ってこないリスクがあり、その上、ストレスもたまる可能性があります。しかし、ゲームをすれば、気分がリフレッシュされてストレスが解消され、結果的に1時間を有効に使えるかもしれません。その場合、読書よりもゲームの方が時間を効率的に使えていることになり、読書は良くないという結論になります。
この話は、読書そのものが悪いというよりは、読書以外のことに時間をかけた方がメリットになることがある、という内容ですが、ひとまず読書のデメリットのひとつとします。
以上の二点を考慮すると、読書は良くないという結論に至ります。
まとめです。上記の内容から、読書は良くないという意見をつくることが出来ました。もし何かご意見がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
最後に、読書をするメリットはもちろんたくさんあり、自分は今後も読書を続けていくつもりです。しかし、絶対に読書はいいことなんだ、と言い切れるわけではないので、今後も読書をしろなどと、押し付けるようなことはしないようにしたいと思います。
再度になりますが、もしコメント等ありましたらご連絡ください。