本紹介(「読む」技術)

今回は石黒圭 著 「「読む」技術」を紹介します。

書物の読み方には大きく分けて3つの種類があり、それぞれについて解説を行っている本です。その種類とは、「速読」「味読」「精読」です。さらに、それらの読み方にはいくつかの読解ストラテジー(=各読み方を実行しているときに取っている行動・戦略)があり、これらのストラテジーについても解説しております。

 

我々日本人は、読む、という行為を自然に行っております。そのため、人によって読体、つまり読み方に個人差があると筆者は説きます。私たちが普段どのような本の読み方をしているのか、改めて気づいてもらうことが本書の目的の一つとなっております。本の読み方には色々あって、それを理解しつつ読書をすることで、読む本への理解がより深まると思います。

 

自分は読書に方法があるという考えはこの本を読むまでほとんどありませんでした(速読という言葉は聞いたことがあるくらいです…)。しかし、この本によって、本の読み方について理解を深められたと思います。

 

ちなみに、上で示した3つの読み方のどれが優れている、というわけではなく、それぞれの読み方がどのようなものか、その読み方を行う上で具体的にどのような手段(ストラテジー)を用いて行っているのかを客観的に説明しています。

 

本の読み方を学んでみたい方は、是非本書を手に取ってみてください。下記にリンクを示しておきます。

 

 

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