ガムについて

今日はガムについて説明します。

みなさんはガムを噛みますか?自分は今、久しぶりにガムを噛んでいます。

でも、ガムって何で溶けないんでしょうか。この点に疑問を感じたので調べてみました。

 

まず、ガムの成分ですが、ポリ-1,4-イソプレンやポリ酢酸ビニル、ポリイソブチレンなどでできています。これらは人間の唾液によって溶けません。だからずっと噛み続けることができるのですね。でも、上記の物質は油溶性、つまり油には溶けやすい物質です。そのため、ポテトチップスやチョコレートと一緒にガムを噛むと溶けちゃうことがあります。でも、人体に吸収されず、最終的に便となって排出されるので問題はありません(※1)

 

これで疑問は解決できました。ただ、せっかくなのでもう少しガムについて説明しようと思います。

 

ガムはチューイングガムと呼ぶことがありますが、これは英語で「噛む」を意味するChewing(チューイング)が語源となっています。

 

もともとガムは樹木からとれる樹液を使って作られていました。その樹液を煮詰めると樹脂になりこれがガムの原料となります。また、この原料を「チクル」と呼んでいます。チクルを構成する化学物質は上で記載した、ポリ-1,4-イソプレンです。

 

下記にガムの成分の構造式を示します。

 

 

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ポリ酢酸ビニルの構造式(※2)

 

 

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ポリイソプレンの構造式(※3)

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ポリイソブチレンの構造式(※4)

今日はここまでとします。

参考文献

※1:https://www.kracie.co.jp/soudanshitsu/qa/1226587_4569.html

※2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E9%85%A2%E9%85%B8%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%AB

※3:http://tabimikami.jugem.jp/?eid=90

※4:http://blog.livedoor.jp/hazama777/archives/2016-07-18.html