本の紹介(何もかも憂鬱な夜に)

これから本の紹介を行っていこうと思います。

自分の文章能力を上げるため、どんどん書いていくつもりです。

こうしたら良くなるという意見などありましたら、教えていただきたいです。

 

それでは、本日紹介する本は、「何もかも憂鬱な夜に:中村文則 著」です。

この本は自分が大学生の頃に読みました。読もうと思った理由は、タイトルに惹かれたからです。その頃の自分は憂鬱に感じる時が多かったので、共感できる内容かもと思い、購入しました。

 

内容

 主人公は刑務官で、ある死刑囚を担当している。その死刑囚とのやりとりや、主人公の周りの友人などとのやりとりで物語がつくられている。この本のテーマは自殺や犯罪、死刑制度である。

 

感想

 基本的には、タイトルから想像できるように、物語の内容は決して明るくはなく、読んでいる間は暗い水の底をずっと這っているような気分になります。でも、ところどころに、暗い水の底からすくい上げてくれるような言葉が散りばめられています。自分が印象に残った言葉は、「自殺と犯罪は世間に負けることだから」です。自殺という行為自体、世間とは関係なく、自分自身のみに関する事柄であると、本を読む前までは思っていました。しかし、生きることは世間との戦いであり、自殺は敗北を意味する、という考え方もありうるのだとこの本から学びました。この言葉は自分が生きるうえで今も支えになっている言葉です。

 今はコロナウイルスの影響もあり、自殺者も増えているというニュースも耳にします。もしつらい気持ちになっていたら、この本を読むことをおすすめします。

下記に購入先のリンクを貼りました。よかったら参考にしてください。

 

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