インドでAIによる人員削減が進んでいるらしい。
あの、人口14億のポテンシャル国家、経済成長のエンジン全開といわれているインドがである。
記事によると、最初の営業対応をするのはAIエージェントだという。問い合わせを受けてから、ではない、「最初の営業電話」を行うのがAIエージェントなのである。そんなことができるのか!? つまり、あの「ナマステ!」をAIエージェントが言うのである。
いや、そんなこと本当にできるのか?と思うが、どうやらもう実用段階らしい。AIの多言語対応力には舌を巻く。もはや人間より口がうまい(と思うことすらある)。しかも休憩もいらず、給料も上がらない。人類の強敵である。
一方、日本では「AIを活用した業務効率化」などと宣伝する企業は多いが、実際のところAIが人を置き換えるほどではない。まだ“期待者募集”の段階である。だがインドのスピード感を見ると、数年後にはAIの浸透を背景とした早期退職が始まっても不思議ではない。
よく言われる「AIを使える人、作れる人が生き残る」という話も、だんだん現実味を帯びてきた。これってPCが登場した頃も同じだったのだろうか?当時も「パソコンなんて若者のおもちゃだ」と言っていた人が、気づけばExcelの波に飲まれていた…みたいな。
とはいえ、PCが苦手でも今も仕事はある。AIも同じで、全員がリストラされるなんてことはないだろう。結局は「AIを使う側に立つ」か、「AIに使われる側に立つ」かの違いである。
つまり、AI時代を生き抜く鍵は“リスキリング”である。英語で言うと格好いいが、要するに「学び直せ」ということだ。AIが仕事を奪うのではなく、AIに仕事を奪われない人間になれるかどうか。当たり前かもしれないが、継続的な学習が自分を助けることになりそうである。
参考情報
2025/10/05 日本経済新聞 「インド、AIで人員削減の波 中間層の雇用・消費に打撃 ソフト開発も効率化(NIKKEIAsia)」