NARUTOネタ

 忍者マンガ「NARUTO」は大人気漫画の一つですが、人気故にセリフがネタにされることも多々あります。今回はそのネタのひとつを紹介します。

 ナルトに登場する敵キャラに、鬼鮫がいます。彼は残忍な人間で、過去には任務のために味方すら殺害したことがあります。その一方で発言は紳士的であり、自分のことを「私」と言い、「以後お見知りおきを」と言うなど丁寧な言葉遣いをするキャラでもあります。

 

 

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右が干柿鬼鮫。残忍そうな顔だちをしている。尚、左はうちはイタチ
出典:岸本斉史NARUTO

 

 鬼鮫は所属する組織の規則に従い、二人一組で行動していました。その相方の名は「うちはイタチ」といい、彼も冷静沈着な性格の人間です。ある日イタチが雨の中、傘もささずに外で立ち止まっていました。それを見た鬼鮫は同じチームということもあり、イタチに気遣いを示すべく、声を掛けます。その言葉は風邪をひきますよ、という意味の「お体に障りますよ」でした。しかし当時のコマには「お体に触りますよ」と誤植されてしまいました。

 

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正しい鬼鮫のセリフ
出典:岸本斉史NARUTO



 

 

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誤植となった鬼鮫のセリフ(どこを触ろうとしているのだろう…)
出典:岸本斉史NARUTO

 

 口調が丁寧な一方で、鬼鮫は普段からニヤニヤした表情をしている不気味さがあり、このコマでもそのニヤケ顔をしているようにも見えます(若干口角が上がっている)。そのため、この発言がまるでセクハラまがいのように見え、ネットも騒然となりました。それまでシリアスな雰囲気だったのが一瞬でぶち壊され、いやらしい雰囲気に見えてしまうのだから当然です。

「これからイタチと何をしようとしているのだろう…」
「イタチさん、貴方まさか…」

これ以上はやめときます

 

 この発言が自来也のようなスケベな人間のセリフだったらまだマシだったのですが、ジェントルマンのような話し方をするキャラの発言だったからこそ、違和感が大きくなり、読者の想像力を刺激してしまったんだと思います。編集ミスで鬼鮫とんだとばっちりを受けてしまいました 。

ナルトにはこのように、笑いの種になるシーンや発言が多く存在します。今後も紹介していきたいと思います。